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| スタンスとは、実際にダーツを持ちダーツボードに向かって立ったときの姿勢のことです。
それらは大きく分けて「フロント」「ミドル」「サイド」の3つ。軸足や後ろ足の角度は個人個人で差があるため、スタンスに細かい区別はありません。
■フロント
軸足を正面に向けて置く姿勢のこと。広い視界を確保できる。ボードに対して体が正面を向くため、無理に体を横に向けるよりも姿勢の維持が楽。
■ミドル
斜めに軸足を置くスタンスのこと。
「フロント」と「サイド」の長所を併せ持ったスタンスだが、斜めという姿勢は安定しないために気分次第で変わってしまうこともある。
■サイド
軸足をスローラインに沿って真横に置く姿勢のこと。
両肩から肘、手首のラインがボードに向かって一直線になるために安定したスローイングが可能。体をねじった姿勢になるため、体が固い人には違和感があるかもしれない。
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| ダーツのバレル部分を軽く持ち、左右のバランスがとれる重心部分を探してみましょう。
基本は重心を親指と人差し指ではさんで持ち、他の指をダーツに添えるかどうかでグリップというものが決まります。
■2フィンガー
親指と人差し指でのグリップ。
指先ではなく指の腹あたりを使うことで安定して持つことができる。
■3フィンガー
親指と人差し指で持つ2フィンガーのグリップに加え、中指をチップに添えるグリップ。
中指は強く押さえるのではなく、支えるだけのガイド役にしておくのがよい。
■4フィンガー
3フィンガーのグリップに加え、薬指を添えるグリップ。
中指と同じくガイド役としてチップに添える程度がよい。
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| ダーツの投げ方は、大きく分けて「アドレス」「テイクバック」「リリース」「フォロースルー」の4つのステップを順番に行うことで成り立っています。
■アドレス
肘を高めに上げて、目とダーツと的が一直線になるように狙いをつける。
■テイクバック
肘の高さを維持したまま、肘を支点としてダーツを引き寄せる。
■リリース
ダーツを前方に振り出し、アドレスで構えた位置と同じ場所でダーツを離す。
■フォロースルー
ダーツを手放した後も手を伸ばした姿勢を維持し、ダーツを投げているという意識を残したままにする。
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■1:ユーミング
グリップの違和感を修正。肘の垂直、テイクバックからリリースのタイミングをイメージする。ゲーム時はプレッシャーに打ち勝つ無心の精神集中を。膝は動かないようにロックし、スタンスを固定する。重心はかかとに置いて前80:後20を意識。
■2:テイクバック
テイクバックからフォロースルーまでは流れ動作になる。リリースを意識しながらテイクバックを始めること。
■3:リリース直前
ダーツの軌跡をイメージしてリリースする。グリップの感覚、リリースのタイミングなどを感じながら同じ動作になるようにする。また、体が動かないように固定すること。
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■4:リリース
イラストをご覧の通りリリース直前はグリップがダーツより先にある。リリースが動きの途上で行われているからだ。この「動きの中のリリースポイント」を寸分違わぬ同じタイミングにすることで、ターゲットにヒットする精度が高まる。
■5:リリース直後
フォロースルーは動きがイメージ通り行われたかを示す。狙い通り飛んでいかないときは、フォローがズレていく。このズレを意識するように心がけよう。ダーツの軌道をなぞるようにイメージしてみよう。
■6:フォロースルー
正しいフォームを身につけると、フォロースルーも常に同じ場所でフィニッシュするようになる。もちろん狙いによってフィニッシュポイントは変わる。
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